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2007年10月29日(月) 11時57分

マブチ社長妻子強殺 「従属的」と減刑要求 控訴審初公判で弁護側産経新聞

 平成14年のマブチモーター社長妻子殺害などで計4人を殺害し現金などを奪ったとして、強盗殺人などの罪に問われ、1審千葉地裁で死刑判決を受けた守田克実被告(57)の控訴審初公判が29日、東京高裁(中川武隆裁判長)で開かれた。弁護側は「従属的な立場の犯行だった」として死刑回避を求めた。
 弁護側は、計画のほとんどを共犯の小田島鉄男被告(64)=1審死刑判決、控訴=が計画したとして、「守田被告は小田島被告の指示で動いていた」と主張した。
 一方、検察側は「小田島被告の誘いに乗って積極的に犯行に加担した」として従属的立場だったとの主張を否定。控訴棄却を求めた。
 1審判決によると、守田被告は小田島被告と共謀し、14年8月に同社の馬渕隆一社長(現会長)宅で貴金属などを奪ったうえ、妻の悦子さん=当時(66)=と長女の由香さん=当時(40)=を絞殺し放火。さらに、同年9月と11月、東京都内と千葉県内で次々に民家に押し入り計2人を殺害して現金などを奪った。

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