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2007年10月28日(日) 10時00分

出資法違反容疑L&G波会長 ブログ開設、言いたい放題!日刊ゲンダイ

 今月3日、出資法違反容疑で本社や関連会社が家宅捜索を受けたL&G(波和二会長=74)。
 その後、「減らないお金」円天の仕組みや多くの芸能人が広告塔として利用されていた実態が明らかになったが、驚いたことに波会長は今も元気だ。「金返せ」と押しかけてきた出資者ともみ合いになってケガをしたことなどが報じられたが、逃げるどころか、つい最近はブログを開設して、言いたい放題なのだ。
 例えば、10月23日のブログではこう書いていた。
「お金を取り戻したければ、貸した相手から返してもらう。貸した相手に協力してあげる。民事裁判に持ち込む。警察に告訴する。それはお金を貸した人の自由判断でしょう。(中略)波和二を信じて、波和二の指導の通りに動いてください。マインドコントロールがなければ、文明社会、団体生活は成り立たないのです」
 反省ゼロというか、ちっとも懲りちゃいないのだ。
「釈迦・キリスト・波和二」と題された22日のブログも目をむく。
「お金を儲けているのは株主社員であって、儲けさせるリーダーは波和二1人なのです。(マスコミは)エルアンドジーのこと、波和二のことをあたかも悪徳マルチの集団会社、波和二を典型的な詐欺師と書き立てました。テンシと呼ぼうがペテンシと呼ぼうが、波和二の本質は何の変わりもないのです」
 そして、悪いのはマスコミとこう書いている。
「企業の行動を法に照らして白黒つけるのは、法治国家日本においては1審2審3審の裁判であり、マスコミや警察、弁護士や弁護団には、その権限はないはずですが。円天、波和二、エルアンドジーが槍玉に上がっていますが、極悪非道人、悪徳商法という鋳型に押し込んだほうが確かに視聴率が上がることでしょう。せめて本当のことを記事に書いていただきたいものです」
 波の周辺によると、ブログ開設の動機は、「読んだ人が融資に応じてくれれば、苦境を脱することができる」などと考えたようだ。円天の活動を続けている会員もいることから、そうした狂信的信者へのメッセージの意味もあるらしい。被害の拡大が心配だ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071028-00000010-gen-ent