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2007年10月26日(金) 01時27分

薬害肝炎問題 舛添厚労相、薬害であると認識していることを認めるフジTV

薬害肝炎問題で、24日、衆議院・厚生労働委員会で、舛添要一厚労相は3つの注目発言をした。
その3つは、「このフィブリノゲンを投与されれば、肝炎にかかる可能性がここまで高いんですっていうならば、これは告知をしないといけない」、「当然、責任がある人たちが、検査の費用を払うのは、当たり前だと思います」との2つの発言と、さらに血液製剤による感染について、「投与された人は、全員危険がありますから、投与された人に全員早く告知をして、あなたはこれはもう、まさにウイルスを打たれてるのと同じわけです」と述べたもの。
血液製剤フィブリノゲンの投与について、薬害であると思われているのかという質問に、舛添厚労相は「もちろんそうです。当然だと思います」と述べた。
さらに、国の責任とはっきり認めるのか、舛添厚労相は「ですから、第一義的には、これは作った人が一番悪い。それから、要するに途中で処理方法を変えた。その時にも、国に何にも言わなかった。これは大きな責任です。そしてその時に、しかしその後に国は承認を出した。このことはどうなのか。こういうことも含めてね、きっちり検証していきたいと思います。ですから当然、そういう反省の上に立って、二度とこういうことを起こしてはいけない。どうすれば再発防止できるか。将来のために。それをしっかり考えたいと思っています」と述べた。
また、「検査や治療費については、責任のある人が負担するべき」との発言について、責任のある人たちとは、どの人たちを指しているのか聞くと、舛添厚労相は「今まさにですね、訴訟が5つ行われていますね。そして例えば、国だけをとってみると、最後の仙台の判決は、国が勝っていますね。ですから、わたしがその訴訟に介入して、司法の独立を侵すわけにいきません。しかし、こういうことも含めて、厚生労働大臣としては、過去それこそ1982年まで、もっと前までさかのぼって、きっちり検証する。そのうえで、何が問題だったのか。その問題に対して、どういう責任を取るべきなのか。そして、そのことに対して、二度とこういうことを起こさせない。これをきちんと、できるだけ早くやりたいと、そういうふうに思いますね」と述べた。
highlow highlow 2007/10/26 01:27

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