英会話学校大手のNOVA(大阪市)は26日朝、大阪地裁に会社更生法を申請した。負債総額は400億円を超えるとみられる。猿橋望代表取締役社長は25日深夜開かれた取締役会で解任された。教室の今後の運営は不透明だが、約41万8000人(07年3月末)の受講生への受講料返還などが課題となる。
負債のうち約200億円は受講生が前もって支払った受講料。ほか複数の金融機関から数十億円の借入金などがある。
NOVAは今年6月の経済産業省による行政処分の影響で資金繰りが悪化。危機的な経営が続くなか、役員7人のうち取締役1人と監査役3人の計4人が辞任を表明する異常事態に陥っていた。
http://www.asahi.com/business/update/1026/TKY200710260002.html