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2007年10月25日(木) 19時01分

有害サイト規制、賛成9割=児童ポルノの「単純保持」禁止も−内閣府調査時事通信

 子どもたちに悪影響を及ぼす恐れのあるわいせつ画像などインターネット上の有害情報について、内閣府が25日発表した特別世論調査結果によると、約9割が国による規制を求めていることが分かった。雑誌やDVDなどに関しても、「規制強化すべきだ」との回答が8割に達した。有害情報のはんらんを懸念し、規制強化を求める声が強まっていることがうかがえる。
 政府は7月、有害情報に関する関係省庁の検討会議を発足。年内をめどに規制を含む対策を取りまとめる予定だが、「表現の自由にも配慮しながら検討したい」(内閣府担当者)としている。
 ネット上の有害情報規制は現在、通信事業者などの自主規制に委ねられているが、国による規制に賛成の人は90.9%。反対はわずか4.5%だった。
 有害情報が都道府県条例で規制されている雑誌、DVD、ゲームソフトなどに関しても、80.8%が「規制を強化すべきだ」と答え、「現状程度」13.8%、「緩和すべきだ」1.0%を大きく上回った。
 また、児童ポルノを他人に販売・提供することを目的としない「単純保持」は、児童ポルノ禁止法の処罰対象外となっているが、単純保持への規制にも賛成の人は9割を超えた。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071025-00000120-jij-pol