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2007年10月25日(木) 12時39分

米・カリフォルニア州山火事 ボランティアは1,000人超、設備充実の避難所もフジTV

アメリカ・カリフォルニア州南部の山火事は発生から4日たつが、現在も延焼し続け、被害の最も大きいサンディエゴでは、35万人が避難している。しかし、ある避難所はサービスも設備も充実している。
今回、被害が最もひどいサンディエゴでは、およそ35万人の住民が避難している。
そのうちおよそ7,000人が、避難所となっているフットボールスタジアムで生活している。
スタジアムには、簡易ベッドなどが用意され、1,000人を超えるボランティアたちが活動していて、設備が充実している。
この避難所では、多くの生活用品や、山積みになったトイレットペーパーが避難住民のために用意されている。
スタジアムには、地元サンディエゴの企業に勤める日本人夫婦も避難していた。
富永浩之さんと麻実子さん夫婦の自宅は、山火事の現場からわずか8kmの場所にあったため、2日間をここで過ごした。
浩之さんは「とにかく大事なものだけガサッと出して、出てきた感じです」と話し、麻実子さんは「万が一、家に火がついた場合、どうしようっていうのが不安でした」と話した。
避難勧告が解除され、自宅の無事も確認した2人は、「避難所のサービスの充実ぶりが印象的だった」と言って、避難所を後にした。
この山火事による焼失面積は1,660平方kmと、東京都の面積の8割近くに達し、消火活動には2,000人余りの受刑者も参加している。
一方で放火の疑いも浮上し、FBI(連邦捜査局)が懸賞金を出して捜査に乗り出している。
highlow highlow 2007/10/25 12:39

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