記事登録
2007年10月24日(水) 22時57分

小中学生を対象に実施した「全国学力学習状況調査」の結果公表 「応用力」に課題フジTV

文部科学省が、2007年4月に小中学生を対象に実施した「全国学力学習状況調査」の結果が公表された。
全国学力学習状況調査は、全国の国公立、私立の小学6年生と中学3年生を対象に、愛知・犬山市を除くおよそ221万人が参加して、2007年4月に行われた。
調査は、国語と算数・数学の2教科について、「基礎的知識」と「応用力」を見る2種類の問題で行われた。
その結果、小中学校とも、基礎的知識を見る問題の正答率はおよそ70〜80%で、基礎的な力は身についていることがわかった。
しかし、知識を実生活などに活用する問題では、正答率はおよそ60〜70%にとどまり、応用力に課題があることが浮き彫りになった。
また、学力調査と同時に行われた生活習慣などに関する調査で、毎日朝食をとる習慣のある生徒や、家で学校の話をする生徒は、問題の正答率が高い傾向が見られるなどの結果が出ている。
渡海文科相は「大事なことは、結果を受けて、今後の教育のいろんな政策に生かしていくと」と述べた。
全国規模の調査としては、中学生は43年ぶり、小学生は初めてで、文部科学省は、2008年以降も学力調査を続けるとしている。
highlow highlow 2007/10/24 22:57

http://fnn.fujitv.co.jp/headlines/CONN00120616.html