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2007年10月24日(水) 18時52分

ハロウィーンまで1週間 本場アメリカで中国製ハロウィーングッズに懸念広がるフジTV

有害物質を含む中国製品の波紋が世界に広がっている。1週間後に迫った「ハロウィーン」にも暗い影を落としている。
かわいい仮装した子どもたちが家を訪ねて回り、お菓子をおねだりすることで知られる10月31日の「ハロウィーン」。
ハロウィーンまであと1週間となり、日本でも盛り上がりを見せている。
店頭に仮装グッズが並ぶなど、最近日本でも身近なイベントになってきた。
しかし、アメリカでは、中国製のハロウィーングッズをめぐり、安全基準を超える鉛が、政府機関の検査により検出され、すでにおよそ5万5,000個の商品が自主回収されている。
中国製の「きかんしゃトーマス」のキャラクター商品から、基準を超える鉛が検出されるなど、2007年、中国産の輸入製品をめぐる安全問題は世界規模で深刻化した。
現在、輸入されるおもちゃのおよそ80%が中国製というアメリカでは、世論調査で国民の75.8%が「クリスマス商戦で中国製のおもちゃは買わない」と回答した。
アメリカで、インタビューをすると「これらの製品は、おそらく危険な状況下で作られているのでしょう。プラスチックなどを見るとわかります」、「特におもちゃを口にくわえてしまう小さな子どもには心配です。もし選べるなら、中国製以外を選びます」といった声が聞かれた。
また、日本でも、都内のハロウィーングッズを扱っている店では「Made in China」の表記が目立った。
しかし、アメリカと違い、売れ行きは決して悪くないという。
街では「中国産以外の物を探すのは難しい」、「中国製のおもちゃが非常に多いので、なかなか中国製でない物を選ぼうと思っても、難しい現状がある」などいった声が聞かれた。
こうした中、以前から中国製ではなくアメリカ製のグッズを取り扱っている業者が、ここ2〜3カ月、売り上げが非常に伸びているという。
フルスイングの斉藤寿人社長は「例えば、これ全部塗ってるんですね。中国の物でしたら、簡単に手ではがれちゃうんです」と語った。
10分の1のコストで輸入できるといっても、安全面で懸念が伝えられる中国製品を避け、あえてアメリカ製品のみを輸入販売しているという。
斉藤社長は「ことしは、異常なくらい個人のお客さまから問い合わせが殺到しています」、「(売り上げは?)相当です。はっきりは言えませんが。3倍ですね」と語った。
highlow highlow 2007/10/24 18:52

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