記事登録
2007年10月24日(水) 17時56分

岩手・久慈市の洞窟で県の天然記念物のコウモリが1カ月で69匹死ぬ 野良猫が襲うフジTV

岩手県の天然記念物である「ニホンテングコウモリ」が、洞窟(どうくつ)の中で野良猫に襲われ、大量に死んでいるのが見つかった。
岩手・久慈市の洞窟で、コウモリに異変が起きている。
翼がちぎれているように見えるコウモリや、鋭い歯でかまれたようなあとがあるコウモリ。
この事態は、専門家によると重大な問題だという。
「コウモリの保護を考える会」の向山 満理事長は「今回、テングコウモリという種類が、少なくとも69頭殺されている。この希少種については、すごいダメージになっていると思います」と話した。
死んでいたコウモリは、岩手県の天然記念物で、国の絶滅危惧(きぐ)種にも指定されているニホンテングコウモリ。
その希少なコウモリが、1カ月間で69匹も死んだ。
原因究明のため、NPO法人「コウモリの保護を考える会」が洞窟内にカメラを設置したところ、そこには猫が映っていた。
映像に映っていた猫は、希少なコウモリを襲っていた。
向山理事長は「コウモリを捕まえるのに成功して、ムシャムシャ食べているのが映っている」、「ほ乳類だから、おいしい餌があれば、当然、学習するでしょうね」と語った。
久慈市では、この希少なコウモリを守るため、26日から野良猫の捕獲作戦を行う予定だという。
highlow highlow 2007/10/24 17:56 取材: 岩手めんこいテレビ

http://fnn.fujitv.co.jp/headlines/CONN00120597.html