記事登録
2007年10月24日(水) 03時11分

力士急死の愛知、検視官出動6%…全国ワースト4位読売新聞

 大相撲の時津風部屋の序ノ口力士、斉藤俊(たかし)さん(当時17歳)=しこ名・時太山=の急死を巡り、検視ミスを指摘されている愛知県警が、2006年中に取り扱った変死体のうち、専門教育を受けた検視官(刑事調査官)による検視が行われたのは6・3%にとどまることが分かった。

 このほかは、警察署の刑事課員らが検視していた。検視官が現場に出動する臨場率は全国平均でも11・2%に過ぎず、検視体制の充実が求められている。

 斉藤さん急死問題では、検視官の臨場や法医解剖を求めないまま、「病死」と判断した犬山署の対応が死因を誤認した要因と指摘されている。警察庁内でも「検視官が出動すべき事案だった」との指摘がある。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071024-00000201-yom-soci