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2007年10月24日(水) 11時59分

薬害C型肝炎患者リスト放置問題 肝臓がんで亡くなった原告団女性もリストに掲載かフジTV

薬害肝炎のリスト問題で、血液製剤投与後に肝炎を発症した418人のリストに、4年前に肝臓がんで亡くなった薬害C型肝炎訴訟原告団の女性が含まれている可能性が高いことが、FNNの取材でわかった。
2003年6月、東京原告13番の女性は「わたしは、こんなふうになりたくなかった。平凡でもいいから、走り回り、みんなで楽しく笑い転げながら、これからも生活をしていきたかった」と話していた。
この映像が撮影された2週間後、東京原告13番の女性は肝臓がんで亡くなった。57歳の若さだった。
この女性は、1984年7月の出産時に、血液製剤「フィブリノゲン」を投与されており、8月8日の1カ月健診の際に肝機能に異常が発見された。
これは、リストの「39B」の人物と日付が一致しており、同一人物であれば、すでに亡くなっている感染者もリストに含まれていることが初めて確認される。
原告弁護団は問い合わせたが、本人か相続継承人全員の承諾が必要ということで、確認が取れない状況だという。
この女性の遺族は、あらためて怒りをあらわにした。
東京原告13番の妹は、「間違っているかもしれないけれど、ぜひ教えてもらいたい。問い合わせに関しては、真摯(しんし)に受け止めて、今でもまだ間に合うかもしれないという気持ちがあったら、いろいろな条件で、開示してもらえない人が出ないように、わたしどももそうですけど、開示してもらいたい」と語った。
highlow highlow 2007/10/24 11:59

http://fnn.fujitv.co.jp/headlines/CONN00120577.html