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2007年10月24日(水) 02時25分

越境攻撃実行の可能性強調 トルコ首相朝日新聞

 トルコのエルドアン首相は23日、ロンドンでブラウン英首相との会談後に記者会見し、クルド労働者党(PKK)への対応について、「イラク政府は、我々が議会から承認された越境攻撃をいかなる時でも実行できることを認識するべきだ」と警告、PKK対策の確実な実行を求めた。イラク北部での軍事行動の可能性を強調することで、イラクや米英の協力を確実にしたい狙いがある。

 エルドアン首相はまた、「我々が標的としているのはPKKだけだ」と指摘。「イラクの自治権や政治的情勢を混乱させる意図はまったくない」とも話し、イラク国境を越えた攻撃を行った場合でも、イラクや国際社会に配慮する意向を示した。

http://www.asahi.com/international/update/1024/TKY200710230432.html