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2007年10月23日(火) 01時17分

<NOVA>遅配で労組に協力要請 大阪中央労基署毎日新聞

 英会話学校最大手・NOVA(統括本部・大阪市)の外国人講師や日本人スタッフの給与支給が遅れている問題で、大阪中央労働基準監督署は22日、労働基準法違反容疑でNOVAなどを送検する可否を判断するため、早ければ23日にも講師やスタッフから事情を聴く方針を固めた。22日、講師が加入する労働組合「ゼネラルユニオン」(同市)に協力を要請した。同労組は16日に遅配の常態化は同法違反にあたるとして立件・送検するよう要請していた。

 NOVAは、9月27日支給予定だったスタッフの給与と、今月15日支給予定の講師の給与を22日時点でも支払っていない。同労組によると、猿橋望社長名で同日、「25日に賃金を支払う」との通知が同社の全教室にファクス送信されたという。

 また、「ゼネラルユニオン」は22日、大阪市内で、給与遅配や教室閉鎖、受講の中途解約をめぐるトラブルなどについて、講師やスタッフ、生徒を対象にした説明会を開いた。講師やスタッフを対象に2回開かれた説明会には計約90人が参加。夕方からの生徒対象の会には約200人が集まり、生徒がNOVAと交渉する際の組織の設立などが提案された。【清水直樹】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071023-00000001-mai-soci