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2007年10月23日(火) 17時01分

もしものときに助けてくれる!?意外と知らないタクシーの役割R25

飲んだ帰り、深夜タクシーに乗っていると、無線から何やら意味のわからない言葉が。思わずドライバーに「何ですか?」と聞くと「いや〜コレ、犯罪情報なんだよね〜。犯人の服装とか車のナンバーが流れて、見かけたタクシーは警察に通報するワケ」って、マジ!? 日本交通・広報部に電話してみると…。

「本当ですよ。警視庁からの要請で、都内タクシー会社には専用の無線通信機が設置されています。犯罪発生時には、警視庁の緊急司令室から直接、要請内容が流れてきます。実際に容疑者を見かけるケースは、かなり多いそうです。また、子どもが助けを求めたらタクシー内に保護する『こども110番』という取り組みも行っています」

ほかにも、自然災害の際には、救急セットやロープ、ジャッキなどを積んだ「防災レポート車」が活躍。新潟県中越沖地震で救援活動を行ったように、震度5以上の大地震などで発動するという。

以前、本誌でも取り上げた「ドライブレコーダー」(事故など衝撃を感じた前後18秒の車両周辺情報を映像で記録し、事故処理などに役立てる)を使い、暴行や殺人など、タクシーが遭遇した犯罪場面の映像を警察に提供する動きもある。日本交通も、10月11日からタクシー全車で協力を開始。ドライブレコーダーは、東京を走るタクシーの6割に搭載されている。

ちなみに、その中にはユニークなモデルもあるらしい。製造・販売する白圭の鈴木達也さん、どんなものなの?

「弊社のドライブレコーダー『タクシーエムTV』は、お客様側(裏側)に液晶画面を取り付け、タクシー車内オリジナルの3分間番組と2分間のCMを放送しています。イチオシ番組は、『セクシータクシーダンシング♡12星座占い』ですね。ゆるくてくだらない一言ネタ満載です(笑)」

ふいに笑わせてくれて、イザというときは頼りになるタクシー。ほのかに胸キュンだなぁ。男性諸君、これからはタクシー男を目指してみては?
(R25編集部)

「ハイヤー・タクシー関係年度別輸送実績推移」を見る

※コラムの内容は、フリーマガジンR25から一部抜粋したものです

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