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2007年10月23日(火) 11時51分

東京・足立区の「アパ」分譲マンション温泉から基準値の8,900倍のレジオネラ菌フジTV

東京・足立区のアパグループが分譲したマンションの温泉から、最大で基準値の8,900倍となるレジオネラ菌が検出された。
マンションの住民は「ふに落ちていない。うちもそうなんですけれど、ふには落ちていないですね」と話した。
レジオネラ菌が検出されたのは、足立区にある分譲マンション「アパガーデンコート綾瀬」で、地下およそ700メートルから温泉をくみ上げ、全世帯の浴室に供給していた。
マンションに設置された温泉の水質検査は、公衆浴湯法や温泉法の適用外となるが、9月に足立保健所がマンション側に要請し、任意の立ち入り検査を行った。
その結果、温泉用の蛇口の水から、国の基準の8,900倍のレジオネラ菌が検出され、貯水槽からも5,100倍の菌が検出されたという。
東京都健康安全研究センターの矢野一好微生物部長は「(レジオネラ菌は、環境中では)土の中などで、すごい長生きするっていう性質と、かなりのお湯に近い状況の中でも、生きてるというのがこの菌の特徴ですね。(人が)感染して発症しますと、いわゆる劇症の肺炎になりまして、最悪の場合、1週間くらいで適切な治療をしない場合は死に至るという、非常に怖い病気(になるケース)が1つですね」と話した。
マンション側は、保健所の助言に従い、温泉の給湯を中止し、住民は水道水で入浴できるが、今後、温泉設備の洗浄や管理方法などの具体的な対策を考えていくという。
またアパグループでは、「32あるほかの温泉つきマンションの調査を進める」としている。
highlow highlow 2007/10/23 11:51

http://fnn.fujitv.co.jp/headlines/CONN00120511.html