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2007年10月23日(火) 06時08分

「金大中事件」 韓国究明委、当時の政府情報機関の組織的拉致を認める報告書発表へフジTV

1973年に、当時野党指導者だった韓国の金大中(キム・デジュン)前大統領が東京で拉致された、いわゆる「金大中事件」で、韓国の過去事件真相究明委員会は、当時の政府情報機関が組織的に拉致を行ったことを認める報告書を作成し、24日にも発表する見通しであることがわかった。
この事件は1973年8月、当時の朴正熙(パク・チョンヒ)大統領を批判していた金大中氏が、東京都内のホテルから拉致され、5日後にソウル市内で解放されたもの。
事件の実態は、日韓両政府の政治決着により、明らかにされなかった。
しかし、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の指示で、関係者などから聞き取り調査を重ねた結果、拉致は、当時の韓国情報機関「KCIA」部長の指示で組織的に実行されたと結論づけ、国家情報院が、報告書を24日にも発表する見通し。
朴大統領の直接関与は認めていないものの、国家主権の侵害による日本への謝罪は避けられず、韓国政府の対応が注目される。
highlow highlow 2007/10/23 06:08

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