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2007年10月22日(月) 16時17分

労組が大阪で説明会産経新聞

 英会話大手、NOVAの外国人講師らが所属する労働組合、ゼネラルユニオン(大阪市、山原克二委員長)は22日、外国人講師と日本人スタッフ向けの説明会をエルおおさか(大阪市中央区)で開いた。

 説明会には、社員や外国人スタッフら50人あまりが出席。山原委員長が、同社スタッフや社員への相次ぐ給与遅配が労働基準法違反にあたるとして同社などを立件するよう労働基準監督署に要請してきた結果などを報告。「猿橋望社長の個人資産の処分も、止めたい」と指摘した。

 さらに7月以降、同社の給与支払の遅配が続いている現状や、講師・社員の離職などで各地の教室が臨時休校などに追い込まれている実態が報告され、雇用保険を受けるために必要な手続きや準備など関連法令の説明が、英語と日本語で行われた。

 午後にも講師・スタッフ対象の説明会を開くほか、初めて生徒ら向けの会合も行われる。

 説明会に参加した日本人の男性社員(28)は「社員の意思統一が必要だ。猿橋社長からも説明を聞きたい」と話していた。

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