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2007年10月22日(月) 12時16分

赤福、もちの7割近くを再利用 農水省の立ち入り調査で判明サンスポ

 農水省は22日、和菓子メーカー赤福の偽装問題で、同社が今年1月まで売れ残り商品のもちの68%を再利用していたなどとする立ち入り調査の結果を発表した。同社はこれまで99%は焼却処分したと説明していた。このほか、原料に砂糖以外の加工品を使っていたことも明らかになった。

 赤福に関しては、製造日や消費期限を偽って商品を販売していたことが分かっているが、再利用率が会社側の説明と大幅に食い違っていた上、原料まで偽装していたことになる。農水省は立ち入り調査で新たに発覚した日本農林規格(JAS)法違反の事案について、改善を指示し報告を求めた。

 赤福本社と本社工場、名古屋と大阪の工場と関連会社に対し農水省は、19日と21日に、立ち入り調査を実施した。


http://www.sanspo.com/sokuho/071022/sokuho016.html