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2007年10月22日(月) 03時07分

謹慎中の朝青龍、TBS・バラエティー番組の取材受ける読売新聞

 謹慎処分中でモンゴルに滞在している横綱朝青龍が、10月上旬にTBSのバラエティー番組の取材に応じていたことが21日、わかった。

 朝青龍は治療のための帰国が認められているが、それ以外の目的で公の場に出ることなどは禁じられており、朝青龍の師匠でもある日本相撲協会の高砂広報部長(元大関朝潮)は「取材の許可はしていない。受けたのであれば、朝青龍も軽率だ」と述べ、事実関係の確認後、横綱と同局に厳重注意する意向を示した。

 一方、TBS側は「取材は正式な手続きを踏んだもの」と、反論している。

 関係者によると、横綱と親交のある占い師の細木数子さんが10月3日に療養先を訪問。暮らしぶりや細木さんと語り合う様子などが撮影されたという。

 力士などがテレビに出演する場合、相撲協会は放送局に文書での事前申請を義務づけている。このため、TBSは9月末、朝青龍の復活ドキュメンタリーの取材として申請。10月1日から2008年1月31日までの取材許可は、書面で受け取ったという。

 高砂広報部長はこの申請に関し、「最初はいいかなと思ったけど、時期尚早だから取り消している」などと説明。TBSには収録したものの放送を見合わせることを要求するという。

 これに対し、TBSは「許可の書面には、広報部長の印鑑も押されている。申請を却下されていないし、こちらから取り下げてもいない」としている。

http://www.yomiuri.co.jp/sports/sumo/news/20071022i501.htm?from=main5