2007年10月21日(日) 09時08分
放射性廃棄物「低レベル」処分場の整備へ…文科省(読売新聞)
文部科学省は2008年度から、企業や大学などの研究機関、病院から発生する低レベル放射性廃棄物の最終処分場整備に乗り出すことを決めた。
国内には研究や医療で生じた放射性廃棄物の処分場はなく、各機関が一時保管してきたが、施設によっては保管能力が限界に近づいており、研究などに支障を来す恐れがあるため。10年後の完成を目指し、処分場整備に必要な関連法案を次期通常国会に提出する。
文科省によると、最終処分場は、敷地面積1平方キロ・メートルで、深さ5〜15メートル程度の地下に、50年間にわたり約60万本のドラム缶(200リットル)を埋設、その後、300年間管理する。原子力発電所の使用済み核燃料の再処理で発生する高レベル放射性廃棄物を、地下300メートルよりも深い地層へ埋めるのに比べて、浅い所に埋める。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071021-00000002-yom-soci