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2007年10月21日(日) 19時37分

チベット僧と武装警察が衝突 ダライ・ラマの受章巡り朝日新聞

 21日付の香港紙明報によると、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世が米連邦議会から栄誉をたたえるメダルを受けた17日、地元で祝おうとした僧侶らを武装警察が殴ったのをきっかけに、僧侶900人と治安当局者300人余りが衝突した。けが人の有無は不明。警察や軍から約300人が出動、緊張が続いている。

 衝突があったのはチベット仏教ゲルク派の三大寺院の一つ、デプン寺。17世紀にダライ・ラマ5世がポタラ宮に移るまで、歴代ダライ・ラマが居住していた。

 当局は寺を包囲し、寺のあるラサ市西部地区に通じる主要道路を封鎖したという。近くの別の寺でも住民と治安当局が衝突したとの情報もある。

http://www.asahi.com/international/update/1021/TKY200710210142.html