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2007年10月21日(日) 06時50分

アメリカでビールメーカーの大手2社が事業を統合するなど業界再編の動き加速フジTV

アメリカで、ビールメーカーの大手2社が事業を統合するなど、業界再編の動きが加速している。
アメリカのビールの定番といえば、シェア50%を誇ってきた「バドワイザー」だか、その地位が今、大きく揺らいでいる。
9日、ビールシェア2位の「サブミラー」と3位の「クアーズ」が事業統合を発表した。
背景には、アメリカ国産ビールの売り上げが落ちてきていることがある。
定番のビールに代わって台頭してきているのが、風味や味の濃いアルコールで、ワインの愛好家が急速に増えてきているほか、輸入ビールの「コロナ」が売り上げをここ10年で2倍に伸ばしている。
クアーズビールのビート・クアーズ副社長は「事業の統合により、厳しい競争を勝ち抜く魅力的な商品を提供できるようになります」と述べた。
すでにサブミラー社は、スパイシートマト味やレモン風味のビールなどを意欲的に出し続け、これが意外にヒットして業績は好調、一癖ある商品でニッチな市場を見つめ合う。
ビール離れが顕著な日本では、新商品発売のたびに、シェアが塗りかわっているのが現状。
アメリカでも業界再編が進むことで、今後、商品が多様化し、シェア争いはさらに激烈になるとみられている。
highlow highlow 2007/10/21 06:50

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