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2007年10月20日(土) 18時27分

構造計算書偽造問題 遠藤建築士、神奈川県内で数件の偽造を行ったことを認めるフジTV

神奈川・横浜市のマンションで構造計算書が偽造された問題で、構造計算を担当した遠藤 孝1級建築士が取材に応じ、神奈川県内で数件の偽造を行っていたことを認めた。
遠藤建築士は「紅葉坂の件はですね、期限が迫っているとか、いろいろなことがありまして、やむを得えなく、そういうこと(偽造)をしました」と語った。
遠藤建築士は、横浜市のマンションの構造計算書を偽造したと指摘されていたが、20日朝、FNNの単独取材に対し、初めて偽造を認めたうえで、「強度不足の認識があった」と述べた。
また遠藤建築士は、神奈川県内の数件の物件についても、構造計算書を偽造していたことを認めた。
遠藤建築士は「市役所に対してはですね、数件(の偽造が)あるというようなことを申し上げました」と話した。
耐震強度偽装事件を起こし、逮捕・起訴された姉歯秀次被告について質問が及ぶと、遠藤建築士は「(構造計算書偽造に対し)そういうことはやってはいけないという認識はありました。(仕事を断ると次の仕事がもらえなくなるから、偽造をやらざるを得なかった?)それは若干あった。若干というか、下請けの宿命ですけどね」と語った。
これまで遠藤建築士がかかわった物件は67件あるとされ、国土交通省は、所在がわかっている46件について確認作業を進めている。
highlow highlow 2007/10/20 18:27

http://fnn.fujitv.co.jp/headlines/CONN00120387.html