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2007年10月20日(土) 14時19分

東京ムツゴロウ動物王国、閉園!ツカサネット新聞

2004年7月28日。北海道から東京都あきる野市に移転し、東京サマーランド内に立国した「東京ムツゴロウ動物王国」。犬113匹、猫41匹、馬10頭を飼育している同王国、自分の中にあった「東京にあるならその内行くこともあるだろう」と言う余裕が焦りに変わってしまった。

昨年、運営会社であったグローカル21が東京サマーランドへの未払いが続き経営破綻したことにより「ムツプロ」が現在運営をしているその王国が、ついに11月25日を持って閉園する時が来てしまったのである。王国のサイトにアクセスすると「ムツゴロウ動物王国は北の地へ戻ります」から始まる、お詫びと感謝の文面を読むことが出来る。

当初年間30万人を見込んだ入場者数は低迷し、最終的に3年半の間に約31万人。止むを得ない結論であったと推測される。

その王国の国王とも言えるムツゴロウさんと言えば麻雀が異常に強いとか競馬になると人が変わるとかはさておき(麻雀は連盟最高位は九段のところ、十段の実力と評される程の腕前との話)、特番で放送されていた「ムツゴロウと愉快な仲間たち」がまず有名だろう。

その番組内で放映されたライオンに中指(右手第一関節)を食いちぎられるハプニングも衝撃的であった(しかも、ムツゴロウ氏はライオンが氏を引き止めようとした結果、袖と間違えて指を噛んだと言い、誰も悪くないとライオンや飼い主を擁護したのだからスゴイ)。他にも犬ぞりのドキュメントなど数々のエピソードが懐かしく蘇る。しかし、その特番も2001年を持って終了。メディアへの露出が減ったことも閉園と関係しているかもしれない。

余談ではあるが、畑正憲氏はなぜムツゴロウと呼ばれるようになったか? 私も子供の頃、干潟に生息するムツゴロウを見てどうにも共通点が見出せなかったことを記憶している。諸説色々噂されていたが、真相としては自著で著書の出版の際、出版社が名付けたと告白されています。(しかし、なぜ出版社がそう名付けたかは謎ではある。)

閉園まで無休営業し、感謝イベントも多数催されるらしい。一般の入場料は1700円。公共交通機関でも八王子駅や秋川駅からバスなどで気軽に行ける。閉園の11月25日まで約1か月ある。今更かも知れないが、何とか駆けつけたい気持ちで一杯である。(最終日とかムツゴロウさんが来ることを密かに期待してしまいます…。)


【参考】
ムツゴロウ動物王国

(記者:太郎)

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