2007年10月19日(金) 10時15分

赤福に営業停止命令　伊勢市が手渡す（産経新聞）

　和菓子の老舗メーカー、赤福（本社・三重県伊勢市）が店頭で売れ残った「赤福餅」を再利用していた問題で、同市の伊勢保健所は１９日、同社の濱田典保社長を呼び、営業停止命令書を手渡した。
　営業停止命令書では、店頭に並んだ赤福餅を回収して冷凍・解凍し、新たな消費期限を設定して出荷した行為が食品衛生法に違反するとし、同日付で、無期限の営業停止命令を下した。
　同社はこれまで、店頭に並んだ商品を回収して再販売する行為はしていないとしていたが、１８日午後になり、同保健所に社内調査の結果、そのようなことをしていた事実が判明したと連絡してきたという。
　同社は同日深夜、同市内で会見を開き、回収した商品のあんともちを別々にし、「むきあん」「むきもち」と称して再利用していたことも明らかにした。
　営業停止命令書を受け取った濱田社長は、「ご迷惑をかけ、申し訳ありません」と深く頭を下げた。

【関連記事】
・ 赤福を無期限営業禁止　新たな偽装発覚
・ 「消費者信頼裏切った」赤福社長が会見
・ 午前０時待ち、製造日を印字　赤福偽装
・ 「３０年も偽装…許せない」赤福、撤去相次ぐ
・ 赤福、不正を認識？　不二家問題発覚直後に偽装を中止

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071019-00000905-san-soci