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2007年10月19日(金) 01時43分

「赤福」売れ残りも再出荷、無期限の営業禁止処分に読売新聞

 老舗和菓子メーカー「赤福」(三重県伊勢市)による製造日の偽装表示問題で、同社が店頭に並べて売れ残った主力商品「赤福餅(もち)」についても、本社工場などに持ち帰って冷凍保存し、製造日を付け替えて再び出荷していたことがわかった。

 同社が18日、農林水産省に報告した。三重県伊勢保健所は同日、食品衛生法違反の事実を確認し、19日から無期限の営業禁止処分にすることを決めた。

 農水省も同日、日本農林規格(JAS)法に基づき、同社の工場などを立ち入り検査して事実関係を確認する。食中毒以外で、無期限の営業禁止処分は珍しいという。

 同省によると、持ち帰って冷凍した商品は、解凍して包装し直した日を新たな製造日としていた。同社はこれまでの調査に対し、「販売店を回る配送車に積んだ商品を持ち帰ったことはあるが、いったん店頭に並んだ商品の回収はしていない。返品された商品はすべて焼却した」などと説明していた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071018-00000315-yom-soci