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2007年10月18日(木) 08時32分

「東京ムツゴロウ動物王国」閉園 愉快な仲間と北回帰フジサンケイ ビジネスアイ

 東京都あきる野市の遊園地「東京サマーランド」内で運営されていた「東京ムツゴロウ動物王国」が、11月25日付で閉園することになった。運営元で、小説家の「ムツゴロウ」こと畑政憲さんの個人事務所、ムツプロが17日発表した。

 東京ムツゴロウ動物王国は、運営会社のグローカル21が2004年7月開園した。当初は年間30万人を見込んでいた入場者数が初年度12万人、2年目10万人、3年目8万人と伸び悩み、経営が悪化。グローカル21が06年11月に経営破綻(はたん)したため、ムツプロが暫定的に運営を引き継いでいた。しかしその後も入場者数は増えず、敷地の賃貸契約が11月に切れることから閉園を決めた。

 アルバイトを含め20人弱のスタッフは原則解雇され、王国にいる犬113匹、猫41匹、馬10頭は北海道浜中町にある一般非公開の「ムツゴロウ王国」に移し、一部は担当スタッフが引き取るという。

 畑さんは17日、「東京へ嫁に出した人と動物が北の古巣へ戻ることになりました。残念です。いろいろないきさつがあります。できるだけ早い機会に本という形で説明させていただきたい」とのコメントを出した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071018-00000011-fsi-bus_all