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2007年10月18日(木) 10時31分

元巡査長に実刑=捜査情報漏えい−名古屋地裁時事通信

 愛知県警組織犯罪対策課の捜査資料漏えい事件で、漏えいの見返りに現金81万円余を受け取ったとして、加重収賄などの罪に問われた元同課巡査長栗本敏和被告(32)=懲戒免職=と、贈賄罪に問われた県警OB木村有志被告(51)の判決公判が18日、名古屋地裁であり、天野登喜治裁判長は栗本被告に懲役1年10月、追徴金81万3000円(求刑懲役3年、追徴金81万3000円)、木村被告に懲役2年、執行猶予4年(同懲役2年)を言い渡した。
 起訴状によると、栗本被告は昨年9月、名古屋市のフィリピンパブに対する捜索予定日などが記された捜査資料を木村被告に提供し、見返りに19万円を受領。別のフィリピンパブやカジノクラブへの摘発情報の漏えいも依頼され、同年10月から今年1月にかけ計約62万円を受け取った。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071018-00000044-jij-soci