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2007年10月17日(水) 09時19分

表参道地上げ、詐取4億円超の使途不明読売新聞

 東京・表参道の土地を巡る詐欺未遂事件に絡み、フリージャーナリストの二瓶絵夢容疑者(32)らが別の詐欺事件で都内の商社グループからだまし取ったとされる5億5000万円のうち、4億数千万円が同容疑者に渡り、そのほとんどについて使途が分からなくなっていることが、関係者の話でわかった。

 東京地検特捜部は、詐欺未遂事件での拘置期限となる17日に二瓶容疑者らを起訴した後、詐欺容疑で再逮捕し、使途不明金の行方を追及する。

 関係者によると、商社グループは、二瓶容疑者らから地上げのための「前渡し金」を要求され、2006年12月〜07年1月、宮沢義隆容疑者(59)が経営する不動産会社「マクロプロジエクト」(東京都港区)の口座に計5億5000万円を振り込んだ。このうち約2億数千万円は、二瓶容疑者が同社の口座から現金で引き出していた。

 さらに、二瓶容疑者は、宮沢容疑者に指示し、同社の口座から約2億円を知人の経営する福岡市の化粧品卸会社の口座に送金させていた。二瓶容疑者は、この2億円を、複数の会社の口座を迂回(うかい)させて受け取っていたという。

 二瓶容疑者は調べに対し、自身が受け取った4億数千万円の使途について、「地権者対策などに使った」と供述しているという。

 一方、不動産投資ファンドから11億円をだまし取ろうとした詐欺未遂事件について、二瓶容疑者は、表参道の土地の地権者から売買交渉を任されたとする委任状などを偽造したことは認めているという。だまし取ろうとした11億円の使途については、周囲に「政治絡みの仕事に使いたい」と話していた。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071017it02.htm?from=top