東京・表参道の土地取引を巡る詐欺事件で、東京地検特捜部は１７日、地権者から売買交渉を任されたとする委任状などを偽造、都内の商社グループから５億５０００万円をだまし取ったとして、フリージャーナリスト、二瓶絵夢容疑者（３２）ら３人を詐欺などの疑いで再逮捕した。詐取した金のうち４億数千万円が使途不明となっており、特捜部は二瓶容疑者らを追及する。
再逮捕されたのは、ほかに、元自民党衆院議員秘書で広告会社「ワクマック」（東京都千代田区）社長、市川和久容疑者（４６）と、不動産会社「マクロプロジエクト」（港区）社長、宮沢義隆容疑者（５９）。
一方、特捜部は同日、不動産投資ファンドから１１億円をだまし取ろうとした詐欺未遂事件で、３人を起訴。ワクマックの大塚基社員（２６）については、立場が従属的だったとして、処分保留で釈放した。