記事登録
2007年10月16日(火) 06時01分

焼死ソープ嬢17歳だった…沖縄風俗店火災スポーツ報知

 14日夜に発生した那覇市の個室付き風俗店「アイドル」で、1人が死亡、2人が意識不明の重体となった火災で、亡くなった女性従業員が、17歳だったことが15日、分かった。沖縄県警那覇署では出火原因を調べるとともに、同店が18歳未満の少女を働かせていたことから、児童福祉法違反の疑いでも捜査を開始した。“18歳未満の風俗嬢”は、各地で摘発されているが、最悪の形で判明してしまった。

 那覇市の繁華街にある風俗店「アイドル」(4階建てビルの3階)で火災が発生したのは14日午後7時35分ごろ。従業員控室から出火し、約270平方メートルを全焼。女性従業員が搬送先の病院で死亡したほか、男性店長(49)と別の女性従業員(21)が意識不明の重体、客の男性2人と女性従業員4人が軽傷を負った。

 当初は死亡した女性従業員は20代と発表されていた。だが、実際は17歳であることが那覇署の調べで判明した。那覇署ではこの日、市消防本部とともに、焼け跡を実況見分し、出火原因を調べたが、同時に亡くなった従業員が18歳未満と分かり、児童福祉法違反の疑いでの捜査を始めた。

 地元風俗情報サイトによると「アイドル」はソープランドのカテゴリーに入っている。VIPコースは入浴料込み50分1万5000円。指名料は2000円となっている。セーラー服やメード姿でサービスしているが、どのコンパニオンも20歳以上の年齢で紹介されている。この中に17歳が紛れ込んでいたことになる。

 那覇署では「他の従業員の年齢も調査している。定期的に法令講習会を開いて各店に注意を呼びかけているが、女の子がウソをついて入店するケースが多い」と話す。同店の求人情報で資格は「20〜30歳くらいまで」とあるが「プライバシー厳守」とも書かれている。1日体験入店などもあり、どうしても実年齢確認がゆるくなる状況がありそうだ。

 また、重体の店長が開設していたとみられる同店ホームページが閉鎖されておらず、掲示板では「17歳と聞いて飛んできますた もっと早く知っていれば…」という不謹慎なものや「早く閉鎖したほうがいいよ管理人。亡くなった嬢が可哀想だ…」という忠告などがこの日までに多数書き込まれていた。

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20071016-OHT1T00049.htm