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2007年10月15日(月) 10時31分

仕切り役柴田被告に有罪=大林組は罰金2億円−地下鉄談合・名古屋地裁時事通信

 名古屋市発注の地下鉄工事をめぐる談合事件で、独禁法違反(不当な取引制限)の罪に問われた大林組などゼネコン5社と、談合の仕切り役だった元同社名古屋支店顧問柴田政宏被告(71)ら元担当者5人の判決公判が15日、名古屋地裁であり、村田健二裁判長は大林組に求刑通り罰金2億円、柴田被告に懲役3年、執行猶予5年(求刑懲役3年)を言い渡した。
 ゼネコンが同法違反で有罪判決を受けたのは初めて。
 鹿島と清水建設に求刑通りそれぞれ罰金1億5000万円、奥村組と前田建設工業にも同様に各罰金1億円を言い渡した。4社の元担当者4人はいずれも懲役1年6月、執行猶予3年(求刑は各懲役1年6月)とした。

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071015-00000016-jij-soci