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2007年10月15日(月) 22時12分

横浜のマンション構造計算書に改ざん、首都圏の調査を指示読売新聞

 国土交通省は15日、横浜市西区に建設中の分譲マンション(9階建て、99戸)の構造計算書に改ざんが見つかったと発表した。

 同じ建築士が担当した物件が首都圏を中心にあるため、同省では、各自治体に偽装の有無を調べるよう指示した。

 このマンションの建築主は積水ハウス(大阪市)で、民間の指定確認検査機関「東日本住宅評価センター」(横浜市)が建築確認を行った。問題の構造計算書は、「藤建事務所」(埼玉県八潮市)の遠藤孝・1級建築士(60)が担当した。

 国交省によると、遠藤建築士はコンピューターで構造計算を行う過程で、建物の壁や柱が強度不足とならないよう、計161か所で実際とは異なるデータを入力していた。また、実際に壁の強度不足を示す「NG」が出た場合も、6か所で「OK」の表示に替えていた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071015-00000215-yom-soci