赤福、従業員３６０人自宅待機（朝日新聞）

2007年10月14日(日) 07時48分

　製造日偽装問題の発覚で「赤福餅」の製造を停止している赤福（三重県伊勢市）は１３日、製造・販売部門の従業員約３６０人を自宅待機とした。また、同社には、電話で消費者からの苦情が殺到しており、社員らが対応に追われた。

　発覚前に出荷していた赤福餅１万１０００箱は、ほぼすべて回収し終わり、残る管理部門の従業員約１００人が取引店へのおわびや顧客対応にあたっているという。

　同社本社には問題が発覚した１２日中から消費者からの問い合わせや苦情の電話が相次ぎ、社員が２４時間態勢で対応。日中は４０人程度の社員が対応をしているが、「次から次へと電話があり、件数を数える余裕もない」と同社の担当者。

　内容は、多くが「買った商品をこのまま食べて大丈夫か？」「商品を返品したい」などの苦情だが、「早く営業を再開して欲しい」などの励ましもあるという。