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2007年10月13日(土) 21時46分

振り込め詐欺用に転売目的、預金通帳を詐取した19歳逮捕読売新聞

 長崎県警は13日、転売目的で預金通帳を銀行からだまし取ったとして、東京都練馬区の無職少年(19)を詐欺の疑いで逮捕した。少年は、携帯電話の闇サイトを通じて知り合った川崎市の会社員少年(19)(同容疑で逮捕済み)と犯行にかかわっていた。

 調べによると、2人は共謀し、4月25日、同市内の銀行で、他人に売り渡す目的で普通口座を開設し、通帳とキャッシュカードを詐取した疑い。

 無職少年は4月ごろ、携帯電話の闇サイトの求人コーナーに「仕事紹介します」と書き込み、会社員少年が応募。その後、2人は直接会い、無職少年が具体的な犯行内容を指示した。犯行後、無職少年は通帳を受け取り、報酬として数万円を渡したという。

 開設された口座は、5月下旬、長崎市の70歳代の女性が、社会保険庁を名乗る男から計200万円をだまし取られた振り込め詐欺事件の振込先として使われた。同署は、無職少年が闇サイトなどを通じてほかにも犯行を持ちかけた可能性があるとみて追及する。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071013i113.htm