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2007年10月12日(金) 21時11分

赤福餅、東海・関西の店頭から撤去相次ぐ朝日新聞

 赤福の偽装表示疑惑を受け、東海、関西地方の駅売店などは、12日朝から赤福餅を店頭から相次いで撤去した。

赤福餅が積まれていた棚には、販売中止を知らせる張り紙とともに、別のお菓子が並べられていた=12日午前10時、JR名古屋駅構内で

 JRの駅の売店を展開している「東海キヨスク」によると、午前7時ごろに赤福餅の販売の中止を決定。東海、関西地方のキヨスクで商品が店頭から姿を消した。

 JR名古屋駅(名古屋市中村区)のキヨスクでは、レジの脇などに「しばらくの間、販売を中止させていただきます」と書かれた張り紙が出た。今のところ、買い物客からの問い合わせはないという。津駅(津市)東口の売店でも、赤福餅がすべて撤去された。

 名鉄百貨店本館(同区)地下1階の「スイーツステーション」にある赤福の売店では、開店の午前10時とともに、再び通路側のシャッターが閉じられた。同店は名鉄の改札に面しており、8個入りの赤福餅が1日100個以上は売れるという。

 近鉄の駅売店の運営をしている近鉄リテールサービス(大阪市)は、駅構内の売店から「赤福餅」をすべて撤去した。

 同社によると、同日午前7時ごろに近鉄沿線全駅のうち赤福餅を販売する名古屋駅や難波駅など59売店すべてに、販売見合わせの指示をしたという。

http://www.asahi.com/national/update/1012/NGY200710120006.html