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2007年10月11日(木) 21時56分

最終Rに前代未聞の反則劇! メッキはがれた亀田大毅サンスポ

第12R 内藤大助(右)をプロレスのように持ち上げ投げ飛ばそうとする亀田大毅=11日、有明コロシアム (撮影・佐藤雄彦)

第12R 内藤大助(右)をプロレスのように持ち上げ投げ飛ばそうとする亀田大毅=11日、有明コロシアム (撮影・佐藤雄彦)

12回、内藤大助(手前)を持ち上げて倒す亀田大毅。反則で減点になった=有明コロシアム

12回、内藤大助(手前)を持ち上げて倒す亀田大毅。反則で減点になった=有明コロシアム

12回、亀田大毅(左)に反則で投げ飛ばされ、倒れる内藤大助=有明コロシアム

12回、亀田大毅(左)に反則で投げ飛ばされ、倒れる内藤大助=有明コロシアム

12回、亀田大毅(奥)の反則に、あきれた表情で両手を上げる内藤大助=有明コロシアム

12回、亀田大毅(奥)の反則に、あきれた表情で両手を上げる内藤大助=有明コロシアム

 世界ボクシング評議会(WBC)フライ級タイトルマッチ12回戦(11日、東京・有明コロシアム)最後はボクシングではなかった。12回は度重なるレスリング行為で何と減点3を受けた。前代未聞の反則劇。最大で10点差が開く大差の判定で亀田大が敗れた。

 昨年2月のデビュー以来、豪快に左右フックを振り回し、早い回でのKO勝ちを量産してきた。ただ対戦相手は実力が不明な外国人選手ばかり。試合より、終了後のカラオケの時間が長いことは度々で「日本人と試合をすべきだ」という批判の声は根強かった。

 「日本人とはいつでもやってもええ。今回はチャンピオンベルトを持ってるから、やってやる」。威勢は良かったが、自分より3倍以上の試合数をこなしてきた王者の前に経験不足を露呈した。ガードを固めて、左フックを振り回す単調な攻撃に終始。途中からは頭から突っ込むだけだった。

 長男の興毅を含め、亀田兄弟にとっては初めての敗戦。試合前は内藤をののしり続け「負けたら切腹」とまで断言していた。メディアの演出でスター扱いされてきた18歳のメッキが無残にはがれた。ここからどうはい上がるだろうか。


http://www.sanspo.com/sokuho/071011/sokuho044.html