健康商品販売会社「エル・アンド・ジー（Ｌ＆Ｇ）」による出資法違反容疑事件で、東京都内の三つの弁護士会が１０日、被害対策弁護団を結成した。全国から相談を受け付け、同社に対する破産申し立てや損害賠償請求訴訟に向けた動きを本格化させる。
弁護団には都内の弁護士約５０人が参加。この日の初会合で、団長に千葉肇弁護士を選んだ。損害賠償請求訴訟は、役員や従業員ら誰を対象にするか詰める。また、月内を目標に、同社を詐欺罪で刑事告訴する方針だ。
被害者向けの説明会は、１４日午後２時半〜４時、東京都千代田区霞が関１の１の３の弁護士会館２階講堂「クレオ」で開く。予約不要。１５日正午に開通するホットライン（０３・３５１１・６８４０〜１）でも相談を受け付ける。
千葉団長は「Ｌ＆Ｇはすでに破綻（はたん）状態。一刻も早く管財人を選任して財産を保全し、被害者に分配する必要がある。泣き寝入りしないで相談してほしい」と呼びかけた。
http://www.asahi.com/national/update/1010/TKY200710100328.html