2007年10月09日(火) 21時02分

補給艦への給油、88％が米軍に＝01、02年度に集中−防衛省公表（時事通信）

　防衛省は9日、インド洋での海上自衛隊による他国補給艦への給油活動について、初めて国別の内訳を公表した。2001年12月から今年8月まで（全105回、計26万7000キロリットル）で、最も多い給油先は米国の87回、計23万7000キロリットル。米国への給油量は対補給艦全体の88．8％に上った。
　補給艦への給油をめぐっては、そこからイラク作戦に参加する米艦船への燃料に充てられた疑いが指摘されており、防衛省が「転用」の有無を調べている。
　同省によると、米補給艦への給油は、01年度（41回）、02年度（45回）に集中しており、03年度の1回を最後に行われていない。その理由について、岡真臣国際協力課長は「米側の運用上のニーズ」と説明するにとどめた。　

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071009-00000168-jij-pol