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2007年10月08日(月) 15時16分

給油継続で与野党攻防へ 9日から衆院予算委東京新聞

 国会は9日から衆院予算委員会に舞台を移し、インド洋での海上自衛隊による給油活動継続問題を最大の焦点に、本格的な与野党の論戦が始まる。福田康夫首相は活動継続のための新法案の必要性を訴え、理解を求めたい考えだが、野党は反対姿勢を崩していない。与野党とも世論の動向が「最大の鍵」とみており、激しい攻防が展開されそうだ。

 民主党は、3日間の衆院予算委で質問者に代表経験者の菅直人、前原誠司、岡田克也各氏ら「エース」を起用。初めて予算委質疑に臨む首相と対決する。

 給油継続問題では、政府がまとめた新法案骨子には触れず、給油した燃料がイラク戦争に転用された疑惑を取り上げる戦略を描く。燃料の調達先に米政府高官と関係の深い米国企業がかかわっているのではないかという「もう一つの疑惑」も追及する構えだ。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007100801000184.html