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2007年10月07日(日) 03時08分

前夜に親方「やってやれ」、力士急死で複数の兄弟子供述読売新聞

 大相撲の時津風部屋宿舎で今年6月、序ノ口力士の斉藤俊(さいとう・たかし)さん(当時17歳)=しこ名・時太山(ときたいざん)=がけいこ中に急死した問題で、死亡前日の暴行に関与した複数の兄弟子が、愛知県警の任意の事情聴取に対し、「親方に『やってやれ』と言われ、(斉藤さんへの)暴行に及んだ」などと供述していることが6日、わかった。

 県警は、斉藤さんへの一連の暴行は、山本順一・元時津風親方(57)(元小結双津竜)の指示がきっかけとなった可能性があるとみて、改めて元親方ら関係者から事情を聞く方針だ。

 県警の調べによると、死亡前日の6月25日夜、元親方は宿舎を抜け出すなどした斉藤さんを自分のそばで正座させた。その際、斉藤さんが足を崩したことに怒り、ビール瓶で額やひざを殴ったという。斉藤さんは額から血を流したが、元親方は県警の聴取に対し、「ティッシュでふいたら(血が)止まった」と説明している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071007-00000101-yom-soci