大阪府寝屋川市でコンビニ店員上内健司さん（２７）が万引した少年を追い掛けて刺殺された事件で、上内さんの血痕が現場路上に約２０メートルにわたって残されていたことが７日、分かった。寝屋川署捜査本部は、上内さんが工員の少年（１９）＝強盗殺人容疑で逮捕＝に胸を刺された後も追い続けたとみている。
調べでは、６日午前０時５０分ごろ、工員の少年と内装工アルバイトの少年（１５）＝強盗致死容疑で逮捕＝が缶ビールなどを万引して店を出た。
目撃した上内さんは追い掛け、店の付近で工員の少年ともみ合いになったが逃げられた。再び追跡し、国道１７０号沿いの歩道で追いついた際、胸をナイフで刺された。
歩道には上内さんの血痕が付着。倒れていた場所まで約２０メートル続いていた。その間、争った形跡や血だまりもあった。