記事登録
2007年10月06日(土) 16時27分

衆院選に向け行脚再開へ 各国大使は“小沢詣で”東京新聞

 民主党の小沢一郎代表は次期衆院選での単独過半数獲得を目指し今月下旬から全国行脚を開始する。先の参院選では改選1人区を中心に回り地方重視の姿勢を示して圧勝。衆院選でもその再現を狙う。一方、参院の首相指名選挙で勝った「参院首相」の考えを探ろうと各国の駐日大使らの“小沢詣で”が相次いでいる。

 「全国行脚でまた寄らせてもらいますから、よろしく」。小沢氏は5日の全国幹事長・選挙対策責任者会議で“宣言”した。

 小沢氏は、小泉、安倍両内閣が進めた改革路線で地方の自民党支持基盤が壊れたと判断。小沢民主党のさらなる売り込みを図る。

 「選挙区で地べたをはいずり回って戦えば比例票も出てくる」。小沢氏は小選挙区重視の狙いをこう説明する。

 その小沢氏の下には各国の駐日大使から面会の予約が絶えない。5日にはロシアと韓国の大使が表敬、海上自衛隊によるインド洋上での給油問題や対中国関係に関して質問攻めにした。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007100601000325.html