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2007年10月06日(土) 01時10分

全日空機別の滑走路に着陸 大阪、あわや衝突も東京新聞

 5日午後5時45分ごろ、松山発大阪行き全日空448便エアバスA320が、大阪空港で管制官から指示された滑走路とは別の滑走路に着陸した。乗客乗員165人にけがはなかった。

 別の出発便が全日空機の接近を指摘するまで、管制官は間違いに気付いておらず、出発便が滑走路に進入していれば、衝突の危険があった。

 国土交通省によると、448便は、長さ約1800メートルのA滑走路に着陸する予定だったが、操縦士と管制官の無線通信のやりとりで、操縦士が3000メートルのB滑走路への着陸を要求したと管制官が誤解しB滑走路への着陸を許可。操縦士はA滑走路に着陸すると復唱したが、管制官は聞き逃した。

 A滑走路から出発する便があり、この便の指摘で管制官は448便がA滑走路に向かっていることに気付いたが、着陸直前だったため、そのまま着陸させた。衝突の危険などはなかったという。

 A320は小型の旅客機で通常、A滑走路に離着陸する。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007100501001048.html