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2007年10月06日(土) 12時49分

国連安保理、ミャンマー軍事政権への非難を盛り込んだ議長声明を来週にも採択へフジTV

緊迫した状態が続くミャンマー情勢について、国連安全保障理事会は、軍事政権への非難を盛り込んだ議長声明を来週にも採択する見通し。
5日に開かれた安保理の会合では、ミャンマーを訪問したガンバリ特別顧問が、「デモ弾圧による死傷者は、政府発表より大幅に多い可能性がある」と報告した。
これを受け、アメリカ代表は、「人権侵害を直ちにやめるべき」と軍政を非難し、ミャンマー代表がこれに反論する場面があった。
アメリカ代表は「アメリカは制裁を含んだ決議案を提出する用意がある」と述べた。
ミャンマー代表は「ミャンマーの現状を見ると、いかなる国連決議も正当ではない」と述べた。
安保理は来週にも、デモ弾圧を非難し、アウン・サン・スー・チーさんの解放を求める議長声明を採択する方針。
議長声明については、原案が安保理のメンバー国に提示されたが、中国などは、「ミャンマー情勢は世界的脅威ではない」としていて、調整が難航する可能性もある。
これに先立ち、ミャンマーの国営テレビは5日、ガンバリ特別顧問とアウン・サン・スー・チーさんの会談の映像を放送した。
アウン・サン・スー・チーさんの映像がミャンマーで放送されるのは、異例のこと。
highlow highlow 2007/10/06 12:49

http://fnn.fujitv.co.jp/headlines/CONN00119523.html