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2007年10月05日(金) 11時20分

手書きPCで学力向上へ 和歌山市とMS社が研究東京新聞

 和歌山市とマイクロソフトは5日、すべての市立小学校に手書き入力できるノートパソコンを導入し、漢字や計算の反復練習で基礎学力を向上させる共同研究を実施すると発表した。同社と公立校の共同研究は全国初。

 研究は2007年度から2年間実施。小学校のパソコンの更新時期だったことし9月、52校に1300台を導入した。全学年の児童が触れられるようにし、国語や算数の授業で使う。

 文部科学省によると、総合的な学習以外の教科でパソコンを利用するのは珍しいという。

 導入したのは液晶画面にペン入力できるタイプ。漢字の書き取り練習で形やはね、筆順などの間違いをすぐに確かめたり児童ごとに学習履歴が残るため、習熟度に応じた宿題を出すこともできる。

 市の担当者は「手書きパソコンは書いて覚えることができ、授業を効率的に進めることが期待できる」と指摘。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007100501000274.html