記事登録
2007年10月05日(金) 00時00分

「高齢者」頼みの安定供給…東京電力・勝俣社長ZAKZAK

 「今夏に動かした火力発電所は、人間年齢で言うと70−80歳」と綱渡りだった夏の電力需給を振り返るのは、東京電力の勝俣恒久社長(67、写真)。新潟県中越沖地震で主力の柏崎刈羽原子力発電所が停止。記録的猛暑もあり、今夏は常に「電力不足」と隣り合わせだった。苦境を救ったのが「高齢化」した火力発電。「これまでピーク時だけだったものがフルに動いた」ことで切り抜けた。

 ただ同原発の停止が続く限り、再び供給不足に陥る可能性がある。このため、老朽化して長期停止中の火力の再稼働を決めた。それだけに設備の状況には「細心の注意を払っていきたい」と勝俣社長。併せて、「引き続き節電にご協力いただきたい」と訴えた。


ZAKZAK 2007/10/05

http://www.zakzak.co.jp/top/2007_10/t2007100544.html