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2007年10月05日(金) 10時21分

普通に過ぎる、沢尻エリカ チャンスを逃さないでツカサネット新聞

ここ数日、芸能面を賑わせているのが、女優の沢尻エリカの映画舞台挨拶での言動に批判、擁護と様々な意見はあるが、私は少し残念な気持ちがしているひとりである。

彼女が以前出演していたテレビドラマ、『1リットルの涙』を観たとき、とっても可愛いいし、画面を通して伝わってくる演技の様子に感動して涙もした。これからも素敵な女優さんへの道を歩んでほしいな、と一視聴者として思ったものである。

その後、歌を出しヒットしたときも、演技もさることながら歌もうまいのか! と驚かされた。確かに芸能の世界に身を置いている方が多芸な様子はそう珍しくはなく、本業以外にも才能を開花させている分野をもっている話はよく耳にする。彼女も例外ではないのだな。と何気なく思っていた。

しかし、最近の彼女はその才能にスポットがあたるよりは、「エリカ様」として奔放な性格や言動を取りざたされ、作品はそのついで的な扱いを受けていると見受けられることが増えた。確かに、ファンも好きで応援しているタレントや演者の素顔を見たい、と思うものだが、彼女の場合、報道されている「エリカ様」には夢がないと感じた。特に今回の舞台挨拶の様子。司会者をにらみつけている様子には、コアなファンではない私でも正直がっかりしてしまった。

あまりにも、普通すぎる。

「大女優さんは普通の感性ではないから…」と常識を疑う批判に擁護するコメントや「普段の彼女はこんな人じゃない」という話もよく見受けられたが、私の考えはちょっと違う。

私たち一般人は彼女のプライベートなど知る由もなく、公の姿が私たちにとっては全てなのだ。そして何か、裏で腹の立つことがあったら、表につい出てしまうのが普通の人。

たとえば、接客業でも、どんなに頭にくるお客さんにもにこやかに対応する人を「プロ」といい。感情が出てしまう人を「未熟者」という。あれでは彼女は女優さんなんかじゃない。ただの「女優」体験をしている人。少なくとも、あの現場は「女優」という肩書きで出ている以上、女優として振舞うべきだった。世間は飽きっぽい。一刻も早く「女優・沢尻エリカ」を考え、立て直して、才能を開花させるチャンスを逃さないでほしい。



(記者:薫子)

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