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2007年10月05日(金) 10時00分

ナゾのご利用明細票に不安 ゆうちょ銀行ツカサネット新聞

10月1日から民営化されたゆうちょ銀行のATMを、昨日初めて利用した。通帳を持参しなかったのでカードで入金したのだが、「ご利用明細票に、お取引内容とお取引金額は記載されません」とのお知らせが画面に表示された。

実際に明細票を発行してみたら、記載されているのは、お取扱日、店番、記号・番号、取扱番号、残高、カード紛失届専用ダイヤルである。「ご利用いただきましてありがとうございました」とのアナウンス。ゆうちょ銀行。これだけだ。

お取引内容とお取引金額の欄は、***記載だ。意味不明である。

ゆうちょ銀行では、以前からご利用明細票を発行するかしないか選択できたのだが、取引内容と取引金額が記載されない明細票では、私にとっては意味がない。店番など私の知ったことではないから必要ない。必要になりそうな状況が、思い浮かばない。

記号・番号はカードと照らし合わせて、確認できるという利点はあるかもしれない。そして残高が記載されているのは支払い余力があるかなど分かるので、それなりに便利ではある。しかし、実際の取引内容が不記載だと、コンピューターが間違っていないか不安だ。

取引内容が不明でも、前回の残高を知っていれば計算して分かるわけだが、いちいち前回までの残高を覚えているわけがない。

通帳を持って歩くことは、今までほとんどせず、通帳記載はたまにしかしなかった。これからはいつも通帳を持参しなくてはならないのか。なんのための変更か全く意味不明だ。個人情報保護の観点からの変更でないことは一目瞭然。記号・番号と残高が丸分かりでは、保護になっていない。

あまりにも不可解で不便なので、窓口で苦情を言っておいた。窓口の人は「ここではすぐに対応できませんが…」といいながらも、苦情として書き取っていた。 

民営化したことと関連があるかどうか分からないが、わけのわからない不便がこれからもでてきそうで 不安の募る船出である。


(記者:ねころんだ)

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