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2007年10月05日(金) 09時49分

キッコーマンへの感謝決議案 米議会提出ツカサネット新聞

あっと驚く報道に接する機会があるが、この報道は良い意味で、あっと驚かされた。北朝鮮の核問題などを議論している6ヵ国協議でも、日本とアメリカの考え方に微妙なズレが生じ、経済問題でも摩擦は解消されていない。このような状況の中で、アメリカ議会へ日本の醤油メーカー、キッコーマンへの感謝決議案が提出されるという。

キッコーマンは、アメリカに進出して今年で50周年。日本のテレビ番組でアメリカのスーパーマーケットの様子が紹介される時に、キッコーマンの醤油を目にすることがある。これを見ても、醤油がアメリカ人の食生活に、いかに定着しているかが良く分かる。

そのうえアメリカは日本食ブームで、なかでも鮨は、小池前防衛大臣が訪米した時に、笑えないダジャレを言ったほど、ブームらしい。鮨の旨さは、ネタの良さも大切だが、醤油の良さはさらに大切だ。

日本とアメリカの経済摩擦は、なかなか解消されない。日本車をハンマーで壊しているアメリカ人の映像をテレビニュースで見た人も多いと思う。これが、キッコーマンへの感謝決議案をアメリカ議会に提出するという報道と一致しない気がするが、「感謝すべきは感謝する」というのがアメリカ人気質なのだろう。

アメリカでは、醤油はソイソースとして食生活に定着しているという。もっとも日本的で日本人の口に合う醤油が、アメリカ人の口にも合ったのだろう。とかく、ギクシャクしている日本とアメリカの関係も、醤油のようにスッキリすれば、さらに良い。

(記者:ニュースマン)

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